遂に公開『HELLOWEEN』(ネタバレ)

40年もの時を超えて遂にやってきた映画『HELLOWEEN』🎃

ホラー映画を観にわざわざ新宿まで足をのばすのも本当に久しぶりで若かりし頃に戻ったような気持ちでいざtohoシネマへ

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オープニングなかなか良かったです。

78年上映当時のものをそのまま使ったと思われるようなタイトル画面と音楽。

それだけで懐かしさとワクワク感が湧いてきてしまいました。

あの時のローリーストロードがこんなおばあちゃんに‥

しかしローリー役のジェイミーリーカーティス

78年上映の『HELLOWEEN』ではスレンダーな美少女で当時「絶叫クイーン」と呼ばれていました。

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94年にアーノルドシュワルツェネッガー主演の『トゥルーライズ』では役作りの為に体を絞って完璧なナイスボディに仕上げていました。

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長身だろうしとても迫力のある美人に仕上がったんじゃないでしょうか。

 

ところで今回の『HELLOWEEN』は78年の『HELLOWEEN』からの続きとなっているようで『HELLOWEEN2』からあとは無かった事になっているようです^^;

分かりますよ。ホラー映画って大抵シリーズ化していくとほとんどがクソみたいなストーリー展開になっていきますからね。

個人的には1番最初のオリジナル版を観てそれで終わりにしておいた方がいいんじゃないかと思います。

今回『HELLOWEEN』で安心したのは余計なひねりが無くどストレートなホラー映画で仕上がっているところでした。

人によってはひねりの無さがつまらない、怖く無かったと物足りなく感じてしまうかもしれませんが私はそうそうこれでいいんだとホラー映画としての満足度は結構高かったです。

ジョン・カーペンターも製作総指揮・音楽を担当しているのでかつての『HELLOWEEN』のテーマや時折入る効果音なども昔のまま使っていて懐かしかったです。

ストーリーの序盤で出てくるジャーナリスト2人があんなにあっさりと殺されるとはww

女子便所でのシーンは自分だったら?と考えると‥ゆっくりの足音と共に隣の個室を順番に開けて確認してるってだけで超恐ろしいですよね:(;゙゚'ω゚'):

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まずサッサと用を足してドアノブガチャガチャされる時点でパンツあげて流して出たいけど隙間から見える明らかに女性ではない大男の影にビビってすぐに出れないかも‥やっぱり固まるよね。

その後にドアの上から血だらけの歯を落とされドアを破壊し始めたら確かにギャー!ですね。

駆けつけた男性は殴り殺されこの時点で2人は終了。

 

ローリーは40年前の悲劇からマイケルが戻ってくる事を確信していたかのように戦闘に備えて家中に仕掛けをしまくり娘には銃の使い方を教え込み周りからは頭のイカれたばあさん扱いです。

まあ確かに40年間もこんなカラクリ屋敷を作って待っていたのかと思うとちょっと笑えますけど。

まあマイケルも60歳オーバーなのに人並み外れた怪力っぷりですが一応人間設定なのかな。

私がホラー映画で面白く感じるポイントはキラーも生身の人間だという設定です。

心霊的な殺人鬼や未知の世界から現れるような殺人鬼より狂った生身の人間の方がより恐ろしさを感じます

HELLOWEEN』のマイケル・マイヤーズ、『悪魔のいけにえ』のソーヤー一家、『シャイニング』のジャック・トランス、『サイコ』のノーマン・ベイツなどなど完全に頭がイカれてる系のキラーの方が現実的で生々しく恐怖感をあおるような気がします。

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悪魔のいけにえ』の真ん中の兄ちゃんナビンズ・ソーヤーなんかは本当にいそうでヤバい。

現実にいそうなヤツが1番怖いんですって。

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マイケル・マイヤーズは人間だけどなかなか死なないパワー系じいちゃんで本当に人間か?ってちょっと疑問なところはありますが。

 

マイケルのマスクが随分と劣化してマスクも爺さんみたいにしわっしわでしたねww

殺人事件の証拠品ってもっと丁寧に扱うものなんじゃないのかしらジップロックとかに入れて。

ジャーナリストがカバンからむんずと掴んでマイケルに見せてたけどね。

昔のマスクの方が白〜く冷たい感じがなんとも恐怖を掻き立てていましたが40年経って味わい深いものになっていたような‥w

DBDでのシェイプのマスクは昔のものなので見られるとめっちゃ怖いです

そういえば最近実装された『死霊のはらわた』のアッシュですが最初見た時に随分おじさんだなあと思ったらドラマ版の方だったんですね。

1番最初の『死霊のはらわた』はもっと若くてイケメンアッシュだったはず。

叫び声やセリフもブルース・キャンベル自身がやってくれているのは非常に嬉しいですね。

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HELLOWEEN』は死闘の末に地下に閉じ込め火を放ち炎の中でマイケルがたたずんで見えなくなっていくのですが苦しむ様子も無くただ火に巻かれていく最後だったので何だか続編を作るのに好都合な終わり方だなぁと思いました。

そして孫娘の手にした包丁のアップ。これは一体何を意味しているのか謎めいたまま終了。

もうこれ以上続編は作らなくていいと思うぞ^^;

 

今回『HELLOWEEN』を観て突っ込みどころはありますがそれを含めても上出来で満足しました。

ただ‥再びジョン・カーペンターが作っていたらどういう風になっていたんだろう?と思ってしまいました。

久しぶりに直球のホラー映画を堪能させてもらいました。